基調講演
テクノロジーが変える未来と、これからの教育に求められるものを考えます。

ABOUT THE DAY
リーダーシップとは一体なんでしょうか?それは、地位や権威に独占されるのではなく、私たち一人ひとりに宿るもの。先の見えない霧の中でも世界を丁寧に観察し、自らの意図を持って周囲に働きかけ、変化を創り出していく。そのプロセスこそが、これからの時代のリーダーシップのかたちです。
私たちが、数多くのビジネスパーソンと学びを共にする中で、優れたリーダーシップの実践に共通する、一つの重要な因子が見えてきました。それは「面白がり力」。不確実性や相反する考えを、面白いと思える力。自身の好奇心を起点に問いを持ち続け、知的な謙虚さを持ち、常に学び続けようとする態度です。
面白がり力によって起こる学びは、孤独な試験勉強でも、生産性を競う道具的でもない。知恵に耳を傾け、他者との対話を通じ新たな意味を探求する、市民的な営みです。
面白がり力はどのようにして育まれるのか。AI時代、リーダーはどのように学び続けるべきか。本イベントは、私たち大人が次世代のために体現すべきリーダーシップと学びの意味を、共に紡ぎ直す実験の場です。
※プログラムは変更になる場合があります。
テクノロジーが変える未来と、これからの教育に求められるものを考えます。
各セッションに分かれ、多様なトピックの実践者とともに「面白がり力」を探求します。
他の参加者とともに、イベントで得た気づきやインサイトを整理します。
参加者とつながりを深め、今日の学びを未来へつなげます。
※オードリー・タン氏はオンラインでの登壇となります。
台湾初代デジタル発展部長(2022–2024)。
プログラマー・アクティビスト。
デジタル民主主義とPlurality(多元性)の
世界的な提唱者。


Yasuyuki Higuchi
オフィス樋口代表/
パナソニック コネクト前CEO
1957年生まれ。大阪大学工学部卒業後、1980年に松下電器産業入社。ハーバード・ビジネス・スクールMBA修了後、ボストン コンサルティング グループ、アップル、コンパック、日本HP社長、ダイエー社長、日本マイクロソフト代表取締役を歴任。2017年パナソニックグループに復帰し、2022年よりパナソニック コネクトCEO。2026年3月退任。

Makiko Shinoda
エール株式会社 取締役
社外人材によるオンライン1on1を通じ企業の組織改革を支援。2020年3月のエール参画以前は、日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て2008〜18年ほぼ日取締役CFO。人と組織の関係や女性活躍に関心を寄せ続ける。『LISTEN―知性豊かで創造力がある人になれる』監訳、『まず、ちゃんと聴く―コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比』巻頭言。米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。

Kimiharu Kurokawa
Learner’s Learner CEO/
合同会社こっから 代表社員
2006年外務省入省。外交官としてワシントンDC、イスラエル/パレスチナに駐在。2013年に帰国後は、安全保障や経済問題等様々な分野で政府間交渉に携わるかたわら、首相・外相の英語通訳を務める。2018年に独立以降、ファシリテーターとして企業の組織・人材開発を支援。リーダーシップ育成、ビジョン・バリュー策定、カルチャー変革、学習型組織作り、事業開発等のサポートを行う。2021年からは米国ミネルバと事業提携し、日本企業向けのリーダーシップ開発プログラム「Managing Complexity」を展開。自身も講師を務める。ペンシルバニア大学組織開発学修士。
8つのテーマから興味のあるセッションを1つ選んで参加します。多様なリーダーシップと学びの実践者たちとの対話を通じて、問いを深め、学び合う75分です。
複雑性システムである大企業の可能性
大企業は学びの墓場なのか、出発点なのか。規模・ステークホルダー・しがらみ。面白がらなければやっていけない環境を生きてきた3人の体験から、「面白がり力」と企業価値の関係を考えます。
スタートアップにおける「面白がり力」の役割を考える
起業家は育てられるのか、それとも人の資質次第なのか。誰もやったことのないことをやる、ハードシングスに折れない、変化を敏感に察知する。事業をつくる人と育てる仕組みをつくる人の実践から考えます。
人ひとりの能力を引き出す「面白がり力」の土壌
組織の能力は、足し算では決まりません。違いが面白がれている組織と、違いが黙認されているだけの組織では、引き出される力がまるで違う。面白がり力と能力が互いを耕す循環を、日々の現場のどこから始められるのかを考えます。
面白がり力から探る、経営哲学
経営とは、数字で見立て、数字で判断する仕事です。それでもなぜ、数字になりにくいリーダーシップという学びに時間を投じるのか。面白がり力は数字と対立するのか、それとも数字の手前にあるのか。経営者の実践と哲学から探ります。
面白がり力と感覚のつながりを探る
「AIの時代こそ身体性が大事」―このセッションは、その合意の先から始まります。走る人、靴をつくる人、人が集まる場をつくる人の一次情報を手がかりに、身体を通した学びとは何か、人と人がともに居る意味とは何かを問い直します。
アフリカから「面白がり力」の多面性を考える
村に図書館をつくっても読み書きの習慣がない。ランタンを届けても想定外の使われ方をする。アフリカの事業での「想定が外れた瞬間」を手がかりに、なぜ私たちは顧客や仕事を「もう知っている」と思うのか。未知だけでなく既知を面白がる力を考えます。
日本の学びの源流から考える「面白がり力」
ラーニング、エクスペリエンス、リーダーシップ―知らないうちに、学びのスタンダードを西洋的なものにしていないでしょうか。明治以前の日本の学びの源流を見つめ直し、AI化が進む今だからこそ、「探究」と未来の学びを考えます。
「問い」の可能性を問う
問いが大事だということに反対する人はいません。では、筋の良い問いが立った瞬間を最近いつ見たでしょうか。AIが答えを無限に供給する世界で、なぜ現場から問いが消えるのか。「いい問いのつくり方」ではなく、問いそのものの価値と可能性を考えます。